なぜ絶滅してしまうのか？ 絶滅の主な原因 
このサイトで紹介している絶滅危惧動物はほんの一部なんだ。
生き物たちがなぜ絶滅したか、絶滅しそうなのか、サイトを見てもらって分かったかもしれないけど、
ほとんどは人間の活動が原因なんだよ。
自然に絶滅してしまう動物もいるけど、自然に絶滅する速さと比べると、1,000倍～10,000倍にもなるんだって。
●生息域の消失、破壊…動物たちが住んでいる地域を開発したり、住んでいる森林を伐採したり、
家を奪っているんだ。
絶滅の原因では一番大きなものだよ。
生息域が狭くなって、人間と接触する機会が増えると、殺されてしまうこともあるんだ。
人間だって住むところを奪われたら嫌だよね。
●狩猟・採集、採取…動物の毛皮や牙など体の一部を取るために殺したり、
集めるために採ったり、
研究や調査のために採られたりして数を減らしているんだ。
日本では、採集が問題視されることが多いよ。
●外来種の侵入・移入…他の地域から人間が持ち込んだ動物たちの事で、
本来はそこには生息していない動物だよ。
だから、生態系に重大な影響を与えることがあって、環境問題のひとつになっているんだ。
外来種は持ち込まれた場所に外敵や天敵がいないことが多く、繁殖してそこに生息していた在来種の絶滅に
追い込んでしまう事もあるんだ。だから、飼ってる生き物を放しちゃダメなんだ。
●大気汚染・土壌汚染・水質汚染…工場が排出する汚れた空気や、生活排水などで動物たちが住んでいる生息域が
汚染されて、絶滅してしまう動物がいるんだ。
そういった汚染は人間にとっても害になるものだから、動物のためにも人間のためにもなくしていかないといけないよね。
なぜ絶滅してはいけないのか
生物多様性って言葉、聞いたことある？
地球上にはたくさんの多様な生物がいて、その生物がみんな繋がっているということだよ。
自分たちと関係のない動物にみえても、繋がりをもっているんだ。
全ての生物が直接に、間接的に支えあって生きているってことなんだ。
例えば、地球を飛行機や車や船に例えると、ぼくたちはその飛行機や車や船を作っている部品の1つにしか過ぎないんだ。
でも、その部品の1つが無くなると機能しなくなったり、今は問題ないように見えてもそのうち動かなくなったり、大事故を
起こしたりするよね。
人間の活動が原因で絶滅する動物がいるということは、その大事な部品のボルトやリベットの1つ1つを人間の手で
取り外してるってことなんだ。そんな部品がない乗り物にはみんなも乗りたくないよね？
必要のない部品なんて1つもないんだ。だから、生物多様性が必要なんだよ。
世界はみんな、つながっている
保護者の方へ
生物多様性が失われれば、私たち人間も生きてはいけません。
全ての生命はみんな繋がっているのです。
私たち人間もその他の動植物たちも、同じ地球で暮らす一員だということを忘れないで下さい。
地球や環境に、動植物に優しい＝人間に優しいということです。繋がりが絶たれれば、私たち人間にも影響が出ます。
将来、私たち人間が人間の行いのせいで、絶滅危惧種にならないとも限りません。
この機会にお子さんと一緒に生物多様性、絶滅危惧の動物や植物について考えてみてください。
このサイトが小さなきっかけになれば幸いです。
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