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絶滅危惧って何?

絶滅(ぜつめつ)とは?ペリー

生き物の種などが滅んでしまうこと。この世界から動物や植物たちが姿を消してしまうことだよ。
僕たちと同じ地球に住んでいる生き物たちがこの世界からいなくなったら、とてもさびしいよね。

世界の絶滅してしまった主な動物たちには、次の動物がいるよ。知ってる動物はいる?

ドードー(モーリシャスドードー)…アフリカのモーリシャス島に生息していた。
植民地時代に食料や見世物として乱獲され、1681年の目撃を最後に姿を消した。
ぼくたちの番組(オープニング)にも登場している飛べない鳥だよ。

ステラーカイギュウ…北太平洋のベーリング海に生息していた大型のジュゴンの仲間。
1741年に発見された後、食料として乱獲された為、激減。
発見から27年後の1768年に、生き残っていたステラーカイギュウを殺したという報告を最後に姿を消した。

ブルーバック…南アフリカのケープ地方に生息していた青灰色の毛皮を持つウシの仲間。
植民地時代に入植者たちにより生息域が破壊され、激減。
また、美しい青灰色の毛皮は珍重されたため狩猟の対象となり、保護されることもなく、1800年に絶滅。

クアッガ(クアッハ)…南アフリカの草原地帯に生息していたシマウマの仲間。
名前の由来は「クアッハ、クアッハ」という独特な鳴き声からつけられた。
植民地時代に入植者たちにより生息域が破壊され、激減。
また、食料として肉を、さらに穀物袋や高級靴などにその皮が使われ、乱獲された為、1883年に絶滅。

フクロオオカミ(タスマニアタイガー)…オーストラリアのタスマニア島に生息していた有袋類。
トラのような縞模様があることから、タスマニアタイガーとも呼ばれている。
植民地時代に入植者により銃や毒殺、ワナなどで虐殺された為、1936年に絶滅。

ドードー ステラーカイギュウ ブルーバック クアッガ フクロオオカミ
ドードー(モーリシャスドードー) ステラーカイギュウ ブルーバック クアッガ(クアッハ) フクロオオカミ(タスマニアタイガー)
この絶滅した動物たちは、写真やはく製、イラストでしか見ることができないんだよ。本当にホントにさびしいよね。

↓ ドードーが出てくる、ぼくたちの番組のオープニングを見てみる?

日本の絶滅してしまった主な動物たちだよ。もう会うことも、見る事もできないんだ。さびしいね。

エゾオオカミ…北海道(蝦夷(エゾ))に生息していたオオカミの仲間。
絶滅の原因は分かっていませんが、生息地の開発、伝染病(狂犬病、ジステンパー)の流行や捕殺が奨励されたこと
などが原因と考えられています。1900年頃絶滅。

ニホンオオカミ…本州、四国、九州に生息していたオオカミの仲間。日本の神社にはオオカミを祭っていることが
多く、畑を荒らすシカやイノシシを退治してくれるオオカミは農耕の守り神とされていました。
絶滅の原因は分かっていませんが、生息地の開発、伝染病(狂犬病、ジステンパー)の流行や捕殺が奨励されたこと
などが原因と考えられています。1905年に絶滅。
1905年以降も全国各地から目撃情報は寄せられているが、過去50年間、生存の確認がされていない為、絶滅したと
されている。

キタタキ…九州の長崎県対馬に生息していた大型のキツツキの仲間。
自然林の減少が絶滅の主要な要因であったことは間違いないが、薬用や標本のための乱獲も絶滅へ拍車をかけたと
考えられている。1920年に採集されたものが最後の標本。

リュウキュウカラスバト…沖縄(琉球(リュウキュウ))に生息していた大型のハトの仲間。
絶滅の原因としては、自然林の伐採や食用として捕獲された事、個体数が少なかったなどが考えられる。
1936年まで採集記録が知られているが、その後まったく記録がなく、絶滅したものと考えられている。

スワモロコ…長野県諏訪湖に生息していたタモロコの仲間。
絶滅の原因については、生息域が諏訪湖に限られていたことに加え、諏訪湖へ移殖されたホンモロコとの種間競争に
敗れたとか、ホンモロコやタモロコとの交雑により純系が消滅したなどの説がある。
1960年代に絶滅したと考えられている。

エゾオオカミ ニホンオオカミ キタタキ リュウキュウカラスバト スワモロコ
エゾオオカミ ニホンオオカミ キタタキ リュウキュウカラスバト タモロコ
※スワモロコの画像がありませんでした。代わりにタモロコの画像を掲載しています。スワモロコはタモロコの亜種です。

オオカミは有名だから聞いたことあるよね。でも上の動物のほかにも、たくさん絶滅してしまった動物たちがいるんだ。
その他の日本の絶滅した動物たちについては絶滅した日本の動物のページで紹介しているよ。

絶滅危惧(ぜつめつきぐ)とは?ペリー

現在、地球に生きている動物や植物の中で、たくさん数が減っていて、絶滅するんじゃないかって心配されている種
のことだよ。野生ではすでに絶滅していたり、激減していて絶滅の危険が高いとされている動物や植物のこと絶滅危惧、
絶滅危惧種って言うんだ。
保護や対策を行わないと滅んでしまうかもしれないんだよ。とっても心配だよね。

世界の主な絶滅危惧動物たちには、次の動物がいるよ。知ってる動物はいる?

アフリカゾウ…アフリカのサハラ砂漠以南に生息するゾウの仲間。地球上で最大の陸上動物。
かつてはサハラ砂漠以南に広く分布していたが、生息域の減少、生息域における紛争、干ばつ、象牙目的の乱獲
などにより生息数は減少している。

シマウサギワラビー…オーストラリアに生息する固有種で、カンガルーの仲間。
以前は南西部広域に分布していたが、多くの分布域ではすでに絶滅したところが多く、絶滅が危惧されている。
移入された動物による捕食などにより生息数は激減している。

インドライオン…インド北西部のグジャラート州ギル保護区にのみに生息しているライオンの仲間。
アフリカのライオンと比べると、やや小柄。かつては、南西ヨーロッパからインドにかけて広く分布していたが、
狩猟や開発による生息域の破壊によって減少し、インドの保護区に数百頭が残されているだけとなった。

ベンガルトラ…インドを中心にネパールなどに生息するトラの仲間。
生息域の開発などによる環境破壊、狩猟などにより個体数が激減。
現在は各国で保護対策が取られているが、環境破壊や密猟などにより個体数は減少中。

ホッキョクグマ(シロクマ)…カナダやアメリカ(アラスカ州)、グリーンランド、ノルウェー、ロシアなどの
北極海沿岸地域に生息するクマの仲間。体毛が白く見える事からシロクマと呼ばれている。
地球温暖化による北極圏の海氷の減少に伴い、生息数が減少。
生息地域において、補殺を行う人間以外に脅威となるものはほとんど存在しないが、このまま地球温暖化が
進行すれば北極圏全体の個体が絶滅する可能性も考えられる。

アフリカゾウ シマウサギワラビー インドライオン ベンガルトラ ホッキョクグマ
アフリカゾウ シマウサギワラビー インドライオン ベンガルトラ ホッキョクグマ
もしかすると、この動物たちは近い将来、地球からいなくなってしまうかもしれないんだ。そうなったら、悲しいよね。

↓ 地球最大のネコ科動物、トラ。彼らは今、絶滅寸前です。みんなで、消えゆくトラを守ってください!

↓ 幻のネコ科動物ユキヒョウは、今、絶滅に瀕しています。みんなで、消えゆくユキヒョウを守ってください!

日本の主な絶滅危惧動物については地図(地域)でみるのページと地域別の一覧でみるのページで紹介してるよ。

このサイトではそんな絶滅した、絶滅しそうな生き物たちのことが書いてある、レッドリストレッドデータブック
掲載されている日本の動物たちを紹介していくよ。

絶滅や絶滅危惧については分かったかな?
じゃあ、次はレッドリスト、RDB(レッドデータブック)について説明するね。

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