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絶滅した日本の動物たち

環境省のレッドデータブックに掲載されている絶滅した動物たちだよ。
もう、日本にはいないとされている動物たちだけど、もしかするとぼくたちの知らないところで生きているかも。
絶滅したと思われてても、再発見される場合もあるんだ。

もう会えない日本の動物たち~日本の絶滅(EX)動物一覧~

哺乳類

和名:エゾオオカミ
学名: Canis lupus hattai
分類群:哺乳類/ネコ目 イヌ科
IUCNレッドリストカテゴリ:―
日本レッドデータブックカテゴリ::絶滅(EX)
解説:大陸産オオカミの亜種。ニホンオオカミより大きい。
北海道に生息していたが、生息地の開発と駆除目的の過剰捕獲により、1900年頃絶滅した。(体長129cm・尾長40cm)

和名:オガサワラアブラコウモリ
学名: Pipistrellus sturdeei
分類群:哺乳類/コウモリ目 ヒナコウモリ科
IUCNレッドリストカテゴリ:データ不足(DD)
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有種
解説:小笠原諸島に生息していたと考えられるが、記録が少なく生態も不明。
生息域の森林伐採などにより1915年頃絶滅したと考えられる。(翼長12cm)

和名:オキナワオオコウモリ
学名: Pteropus loochoensis
分類群:哺乳類/コウモリ目 オオコウモリ科
IUCNレッドリストカテゴリ:データ不足(DD)
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有種
解説:沖縄島から19世紀に3頭(あるいは4頭)の記録があるが、20世紀以降は記録がなく絶滅したと考えられる。
絶滅の原因は不明。

和名:ニホンオオカミ
学名: Canis lupus hodophilax
分類群:哺乳類/ネコ目 イヌ科
IUCNレッドリストカテゴリ:―
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有亜種
解説:大陸産オオカミの小型の亜種。本州、九州、四国の山地に生息。
伝染病の流行や捕殺が奨励されたことにより、1905年頃絶滅。(体長114cm・尾長30cm)

鳥類

和名:オガサワラガビチョウ
学名: Cichlopasser terrestris
分類群:鳥類/スズメ目 ツグミ科
IUCNレッドリストカテゴリ:―
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有種
解説:中型のツグミ類で、小笠原諸島だけに生息していた。海岸近くの林の中に営巣した。
1828年以降確実な記録はなく、絶滅したものと考えられている。
絶滅の原因は不明だが、移入してきたイヌ、ネコ、ブタに巣を襲われる事が多かった。

和名:オガサワラカラスバト
学名: Columba versicolor
分類群:鳥類/ハト目 ハト科
IUCNレッドリストカテゴリ:絶滅種(EX)
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有種
解説:小笠原諸島に生息していた、美しい大型のハト。
1889年以降確実な記録はなく、絶滅したものと考えられている。
絶滅の原因は不明だが、自然林の伐採や食料にするための狩猟などが考えられる。(全長45cm)

和名:オガサワラマシコ
学名: Chaunoproctus ferreorostris
分類群:鳥類/スズメ目 アトリ科
IUCNレッドリストカテゴリ:絶滅種(EX)
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有種
解説:小笠原諸島に生息していた。美しい声で鳴いた。
1828年以降確実な記録はなく、絶滅したものと考えられている。
絶滅の原因は不明だが、自然林の伐採や乱獲などが考えられる。(全長18.5cm)

和名:カンムリツクシガモ
学名: Tadorna cristata
分類群:鳥類/カモ目 カモ科
IUCNレッドリストカテゴリ:絶滅寸前種(CR)
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
解説:アジア大陸北東部と北海道に生息していた。
日本では170年余も記録がなく、絶滅したものと考えられている。
生息数が少なかったうえ、乱獲された事が原因と考えられる。(全長60cm)

和名:キタタキ
学名:Dryocopus javensis richardsi
分類群:鳥類/キツツキ目 キツツキ科
IUCNレッドリストカテゴリ:軽度懸念(LC)
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
解説:おもに東南アジアに分布する大型のキツツキで、日本では対馬に生息していた。
自然林の伐採などにより、1920年に絶滅したと考えられる。(全長46cm)

和名:ダイトウウグイス
学名:Cettia diphone restricta
分類群:鳥類/スズメ目 ウグイス科
IUCNレッドリストカテゴリ:―
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有亜種
解説:別名ダイトウハシナガウグイス。大東諸島の南大東島のみに生息していた。
生息数が少なく、1922年に発見、採集されたのを最後に記録がなく、絶滅したと考えられていた。
2002年に、本亜種と形態的に区別できないと考えられる個体群が沖縄島に生息することが確認され、
その後調査された結果、ダイトウウグイスであることが確認されている。(全長15cm)

和名:ダイトウミソサザイ
学名: Troglodytes troglodytes orii
分類群:鳥類/スズメ目 ミソサザイ科
IUCNレッドリストカテゴリ:―
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有亜種
解説:大東諸島にのみ生息していた。鳴き声が大きかった。
1938年に採集、採集されたのを最後に記録がなく、絶滅したと考えられている。
絶滅の原因は不明だが、生息数が少なかったうえ、自然林の伐採などが原因と考えられる。(全長10cm)

和名:ダイトウヤマガラ
学名: Parus varius orii
分類群:鳥類/スズメ目 シジュウカラ科
IUCNレッドリストカテゴリ:―
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有亜種
解説:全国に生息するヤマガラの亜種で、大東諸島に生息していた。
1922年に採集、採集されたのを最後に記録がなく、絶滅したと考えられている。
絶滅の原因は不明だが、自然林の伐採などが原因と考えられる。(全長14cm)

和名:ハシブトゴイ
学名:Nycticorax caledonicus crassirostris
分類群:鳥類/コウノトリ目 サギ科
IUCNレッドリストカテゴリ:―
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有亜種
解説:小笠原諸島に生息していた。
1889年に媒島で採集されたのを最後に記録がなく、絶滅したと考えられている。
絶滅の原因は不明だが、人に対する警戒心が薄く、手づかみで捕獲することが容易であったため、乱獲が原因で
数を減らした可能性が高い。(全長60cm)

和名:マミジロクイナ
学名: Poliolimnas cinereus brevipes
分類群:鳥類/ツル目 クイナ科
IUCNレッドリストカテゴリ:―
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有亜種
解説:小型のクイナ類で、火山列島硫黄島のみに生息していた。
1925年以降はまったく記録がなく、絶滅したものと考えられている。
絶滅の原因は不明だが、移入してきたネズミ、ネコに巣を襲われる事が多かった。(全長20cm)

和名:ミヤコショウビン
学名:Halcyon miyakoensis
分類群:鳥類/ブッポウソウ目 カワセミ科
IUCNレッドリストカテゴリ:―
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有種
解説:八重山諸島の宮古島にのみ生息していたとされている。
1887年に採集されたもの以降はまったく記録がなく、絶滅したものと考えられている。
繁殖の記録もなく、採集地も「八重山産?」と曖昧であることから、グァム島産亜種とする説があり、本種については、
その存在を疑問視する意見もある。(全長20cm)

和名:ムコジマメグロ
学名: Apalopteron familiare familiare
分類群:鳥類/スズメ目 ミツスイ科
IUCNレッドリストカテゴリ:―
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有亜種
解説:小笠原諸島の聟島列島の聟島、媒島、および父島に生息していた。
1930年に聟島で繁殖が初めて確認されたが、これを最後に確実な記録はなく、絶滅したものと考えられている。
自然林の伐採が絶滅の要因と考えられる。(全長13~14cm)

和名:リュウキュウカラスバト
学名: Columba jouyi
分類群:鳥類/ハト目 ハト科
IUCNレッドリストカテゴリ:絶滅種(EX)
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有種
解説:大型のハト類で、沖縄諸島と大東諸島に生息していた。
沖縄諸島では1928年まで、大東諸島では1936年まで採集記録が知られているが、その後まったく記録がなく、
絶滅したものと考えられている。
絶滅の原因は不明だが、自然林の伐採、狩猟、1945年に行われた沖縄戦などが原因で絶滅したと考えられる。
(全長45cm)

汽水・淡水魚類

和名:クニマス
学名: Oncorhynchus nerka kawamurae
分類群:汽水・淡水魚類/サケ目 サケ科
IUCNレッドリストカテゴリ:―
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有亜種
解説:秋田県田沢湖にのみ生息していた。
一年中産卵していたと言われ貴重な種であった。
1940年に発電を目的として、強酸性の水を田沢湖に導入したためにこの魚は絶滅した。(全長30cm)

和名:スワモロコ
学名: Gnathopogon elongatus suwae
分類群:汽水・淡水魚類/コイ目 コイ科
IUCNレッドリストカテゴリ:―
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有亜種
解説:長野県諏訪湖にのみ生息していた。
1960年代に絶滅したと言われている。
その原因について、諏訪湖へ移殖されたホンモロコとの種間競争に敗れたとか、ホンモロコやタモロコ交雑により
純系が消滅したなどの説がある。(全長12cm)

和名:ミナミトミヨ
学名: Pungitius kaibarae
分類群:汽水・淡水魚類/トゲウオ目 トゲウオ科
IUCNレッドリストカテゴリ:―
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有種
解説:トゲウオの一種。かつては京都府と兵庫県に生息していた。
湧水池などきれいな水辺を好み、水草で巣を作り産卵した。
兵庫県では1930年代、京都府では1960年代に絶滅したと考えられる。
農薬に汚染された汚水の侵入などで絶滅したと考えられる。(全長4.5cm)

昆虫類

和名:カドタメクラチビゴミムシ
学名: Ishikawatrechus intermedius
分類群:昆虫類/コウチュウ目 オサムシ科
IUCNレッドリストカテゴリ:―
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有種
解説:高知県伊野町大内の大内洞(白蛇洞)という石灰洞にのみ生息していた。
発見当時はまれな種であるとは考えられておらず、1960年代後半から実施された石灰岩の採掘によって生息地の
洞窟が破壊され、1972年に丘ごと消滅した為、本種の生存は期待できない。(体長4.5~5.7mm)

和名:コゾノメクラチビゴミムシ
学名:Rakantrechus elegans
分類群:昆虫類/コウチュウ目 オサムシ科
IUCNレッドリストカテゴリ:―
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有種
解説:大分県津久見市の小さい石灰洞だけに生息していた。
生息地は、石灰岩の採掘によって破壊され、1960年代に消失した為、絶滅したと考えられる。
絶滅時期は不明だが、1955年を最後に記録はない。(体長4.5~5.3mm)

陸・淡水産貝類

和名:アカビシヤマキサゴ
学名: Ogasawarana rex
分類群:陸・淡水産貝類/原始腹足目(オキナエビス目) ヤマキサゴ科
IUCNレッドリストカテゴリ:絶滅寸前種(CR)
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有種
解説:オガサワラヤマキサゴの一種で、もっとも大型。
小笠原諸島の父島にのみ生息していた。
戦前に採集された記録しかなく、現在は絶滅したと考えられる。

和名:アツクチハハジマヒメベッコウ
学名:Lamprocystis hahajimana pachychilus
分類群:陸・淡水産貝類/柄眼目(マイマイ目) ベッコウマイマイ科
IUCNレッドリストカテゴリ:―
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有亜種(種全体として日本固有種)
解説:小笠原諸島に広く分布するハハジマヒメベッコウの地方型で、小笠原諸島の聟島にのみ生息していた。
明治時代以降、採集も記録もされていないことから、絶滅したと考えられる。絶滅の原因は不明。

和名:エンザガイ
学名: Hirasea sinuosa
分類群:陸・淡水産貝類/柄眼目(マイマイ目) ベッコウマイマイ科
IUCNレッドリストカテゴリ:データ不足(DD)
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有種
解説:小笠原諸島固有のエンザガイの一種で、この属としては大型。
小笠原諸島の母島にのみ生息していた。
太平洋戦争後にはその生息が確認されておらず、絶滅した可能性が高い。

和名:エンザガイモドキ
学名: Hirasiella clara
分類群:陸・淡水産貝類/柄眼目(マイマイ目) ベッコウマイマイ科
IUCNレッドリストカテゴリ:データ不足(DD)
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有種
解説:小笠原諸島の父島と母島にのみ生息していた。
1968年の小笠原諸島の復帰後、生息が確認されていない為、絶滅した可能性が高い。

和名:オオエンザガイ
学名: Hirasea major
分類群:陸・淡水産貝類/柄眼目(マイマイ目) ベッコウマイマイ科
IUCNレッドリストカテゴリ:データ不足(DD)
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有種
解説:小笠原諸島固有のエンザガイの一種で、この属としては大型。
小笠原諸島の父島にのみ生息していた。
1968年の小笠原諸島の復帰後、生息が確認されていない為、絶滅した可能性が高い。

和名:オガサワラキビ
学名: Trochochlamys ogasawarana
分類群:陸・淡水産貝類/柄眼目(マイマイ目) ベッコウマイマイ科
IUCNレッドリストカテゴリ:絶滅寸前種(CR)
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有種
解説:小笠原諸島の母島にのみ生息していた。
かつては母島で多く生息していたが、1939年の記録を最後に生貝標本が採集されていない為、絶滅したと考えられる。

和名:カドエンザガイ
学名: Hirasea acuta acutissima
分類群:陸・淡水産貝類/柄眼目(マイマイ目) ベッコウマイマイ科
IUCNレッドリストカテゴリ:―
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有亜種(種全体として日本固有種)
解説:小笠原諸島固有のエンザガイの一種で、この属としては中型。
小笠原諸島の母島にのみ生息。
1968年の小笠原諸島の復帰後、生息が確認されていなかった為、絶滅したと考えられていた。
そのため、平成17年(2005年)刊行のレッドデータブックでは絶滅(EX)とされているが、その後の調査で生存個体群が
再発見され、平成19年(2007年)のレッドリストでは、絶滅危惧I類(CR+EN)に変更されている。

和名:キバオカチグサガイ
学名: Conacmella vagans
分類群:陸・淡水産貝類/中腹足目(ニナ目) カワザンショウガイ科
IUCNレッドリストカテゴリ:データ不足(DD)
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有種
解説:小笠原諸島の母島の石門地域の石灰岩地にのみ生息していた。
1968年の小笠原諸島の復帰後、生息が確認されていない為、太平洋戦争以降に絶滅したと考えられる。

和名:コシタカエンザガイ
学名: Hirasea eutheca
分類群:陸・淡水産貝類/柄眼目(マイマイ目) ベッコウマイマイ科
IUCNレッドリストカテゴリ:データ不足(DD)
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有種
解説:小笠原諸島固有のエンザガイの一種で、この属としては中型。
小笠原諸島の母島にのみ生息していた。
太平洋戦争後、生息が確認されていない為、絶滅したと考えられる。

和名:コダマエンザガイ
学名: Hirasea profundispira
分類群:陸・淡水産貝類/柄眼目(マイマイ目) ベッコウマイマイ科
IUCNレッドリストカテゴリ:データ不足(DD)
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有種
解説:小笠原諸島固有のエンザガイの一種で、この属としては小型。
マルクボエンザガイの亜種とされることもある。
小笠原諸島の父島にのみ生息していた。1968年の小笠原諸島の復帰後、生息が確認されていない為、絶滅した
可能性が高い。

和名:ソコカドエンザガイ
学名: Hirasea goniobasis
分類群:陸・淡水産貝類/柄眼目(マイマイ目) ベッコウマイマイ科
IUCNレッドリストカテゴリ:データ不足(DD)
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有種
解説:小笠原諸島固有のエンザガイの一種で、この属としては小型。
小笠原諸島の父島にのみ生息していた。
1968年の小笠原諸島の復帰後、生息が確認されていない為、絶滅した可能性が高い。

和名:ソロバンダマヤマキサゴ
学名: Ogasawarana habei
分類群:陸・淡水産貝類/原始腹足目(オキナエビス目) ヤマキサゴ科
IUCNレッドリストカテゴリ:絶滅寸前種(CR)
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有種
解説:小笠原諸島固有のオガサワラヤマキサゴの一種で、もっとも小型。
小笠原諸島の母島にのみ生息していた。
発見時から、死殻しか知られておらず、明治時代以前に絶滅した可能性も考えられる。

和名:チチジマヤマキサゴ
学名: Ogasawarana chichijimana
分類群:陸・淡水産貝類/原始腹足目(オキナエビス目) ヤマキサゴ科
IUCNレッドリストカテゴリ:絶滅寸前種(CR)
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有種
解説:小笠原諸島固有のオガサワラヤマキサゴの一種で、やや大型。
小笠原諸島の父島にのみ生息していた。
太平洋戦争以前に採集された標本しかなく、生息も確認されていない為、現在は絶滅したと考えられる。

和名:チチジマレンズガイ
学名: Vitrinula chichijimana
分類群:陸・淡水産貝類/柄眼目(マイマイ目) ベッコウマイマイ科
IUCNレッドリストカテゴリ:絶滅種(EX)
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有種
解説:小笠原諸島の父島の固有種。
生きた貝が約100年の間、採集されておらず、近年の調査でも再発見されていない為、絶滅したと考えられる。

和名:ツヤエンザガイ
学名: Hirasea hypolia
分類群:陸・淡水産貝類/柄眼目(マイマイ目) ベッコウマイマイ科
IUCNレッドリストカテゴリ:データ不足(DD)
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有種
解説:小笠原諸島固有のエンザガイの一種で、この属としては大型。
小笠原諸島の父島と母島にのみ生息していた。
1968年の小笠原諸島の復帰後、生息が確認されていない為、絶滅した可能性が高い。

和名:ナカクボエンザガイ
学名: Hirasea planulata biconcava
分類群:陸・淡水産貝類/柄眼目(マイマイ目) ベッコウマイマイ科
IUCNレッドリストカテゴリ:―
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有亜種(種全体として日本固有種)
解説:小笠原諸島固有のエンザガイの一種で、この属としては大型。
小笠原諸島の母島にのみ生息していた。
1968年の小笠原諸島の復帰後、生息が確認されておらず、絶滅したと考えられる。

和名:ナカタエンザガイ
学名: Hirasea nesiotica nesiotica
分類群:陸・淡水産貝類/柄眼目(マイマイ目) ベッコウマイマイ科
IUCNレッドリストカテゴリ:―
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有亜種(種全体として日本固有種)
解説:小笠原諸島固有のエンザガイの一種で、この属としては中型。
小笠原諸島の母島にのみ生息していた。
1968年の小笠原諸島の復帰後、生息が確認されていない為、絶滅した可能性が高い。

和名:ハゲヨシワラヤマキサゴ
学名: Ogasawarana metamorpha
分類群:陸・淡水産貝類/原始腹足目(オキナエビス目) ヤマキサゴ科
IUCNレッドリストカテゴリ:絶滅寸前種(CR)
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有種
解説:小笠原諸島固有属のオガサワラヤマキサゴの一種で、やや大型。
小笠原諸島の母島で太平洋戦争以前に採集された標本しかなく、生息も確認されていない。
現在は絶滅したと考えられる。

和名:ハタイエンザガイ
学名: Hirasea nesiotica liobasis
分類群:陸・淡水産貝類/柄眼目(マイマイ目) ベッコウマイマイ科
IUCNレッドリストカテゴリ:―
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有亜種(種全体として日本固有種)
解説:小笠原諸島固有のエンザガイの一種で、この属としては大型。
小笠原諸島の父島にのみ生息していた。
1968年の小笠原諸島の復帰後、生息が確認されていない為、絶滅した可能性が高い。

和名:ハハジマレンズガイ
学名: Vitrinula hahajimana
分類群:陸・淡水産貝類/柄眼目(マイマイ目) ベッコウマイマイ科
IUCNレッドリストカテゴリ:絶滅種(EX)
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有種
解説:小笠原諸島母島の固有種。
1939年の記録を最後に採集されておらず、近年の調査でも再発見されないため、絶滅したと考えられる。

和名:ヒラクボエンザガイ
学名: Hirasea diplomphalus latispira
分類群:陸・淡水産貝類/柄眼目(マイマイ目) ベッコウマイマイ科
IUCNレッドリストカテゴリ:―
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有亜種(種全体として日本固有種)
解説:小笠原諸島固有のエンザガイの一種で、この属としては小型。
小笠原諸島の父島にのみ生息していた。
1968年の小笠原諸島の復帰後、生息が確認されていない為、絶滅した可能性が高い。

和名:ヒラセヤマキサゴ
学名: Ogasawarana hirasei
分類群:陸・淡水産貝類/原始腹足目(オキナエビス目) ヤマキサゴ科
IUCNレッドリストカテゴリ:データ不足(DD)
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有種
解説:小笠原諸島固有属のオガサワラヤマキサゴの一種で、中型。
小笠原諸島の母島にのみ生息していた。
1968年の小笠原諸島の復帰後、調査が行われたが、生息が確認されておらず、絶滅したと考えられる。

和名:ヒラマキエンザガイ
学名: Hirasea planulata planulata
分類群:陸・淡水産貝類/柄眼目(マイマイ目) ベッコウマイマイ科
IUCNレッドリストカテゴリ:―
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有種
解説:小笠原諸島母島の固有種。
生きた個体が約100年の間、採集されておらず、近年の調査でも再発見されていない為、現在は絶滅したと考えられる。

和名:ミヤコオカチグサガイ
学名: Paludinella miyakoinsularis
分類群:陸・淡水産貝類/中腹足目(ニナ目) カワザンショウガイ科
IUCNレッドリストカテゴリ:―
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有種
解説:琉球列島の宮古島の野原岳からのみ死殻が確認されている。
生貝の採集記録がなく、生息の確認もされていないことから、絶滅したと考えられる。

和名:ヨシワラヤマキサゴ
学名: Ogasawarana yoshiwarana
分類群:陸・淡水産貝類/原始腹足目(オキナエビス目) ヤマキサゴ科
IUCNレッドリストカテゴリ:絶滅寸前種(CR)
日本レッドデータブックカテゴリ:絶滅(EX)
固有性:日本固有種
解説:小笠原諸島固有のオガサワラヤマキサゴの一種で、中型。
小笠原諸島の母島にのみ生息。
1968年の小笠原諸島の復帰後、生息が確認されていなかった為、絶滅したと考えられていた。
そのため、平成17年(2005年)刊行のレッドデータブックでは絶滅(EX)とされているが、その後の調査で生存個体群が
再発見され、平成19年(2007年)のレッドリストでは、絶滅危惧I類(CR+EN)に変更されている。

平成12年(2000年)から平成18年(2006年)の間に刊行された、レッドデータブックに掲載されている絶滅した動物を
紹介したよ。 中には再発見されてカテゴリランクが変わっている種もいるから、最新のデータで確認してみてね。
次は、絶滅危惧動物を紹介するよ。

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